映画の話を先日しましたが、アクション映画が好きです。派手な爆発、筋肉、散々撃ち合ってたのに最後は素手で殴り合う。こんなもので出来ている映画が好きです。
そうした映画の登場人物は「元軍人の傭兵」、「元軍人のテロリスト」、
「元軍人の料理人」
等、軍隊出身者が多いです。
映画ではないですが、人気海外ドラマ「24」のジャック・バウアーもデルタフォース出身という事で「元特殊部隊の捜査官」ですね。
なぜ元軍人が多いのか
軍に所属していたという事は、過酷なトレーニング、訓練、生死を掛けた戦場を数多く経験してます。つまり、体が丈夫というワケです。
丈夫なら撃ち合い、殴り合い、爆発にも耐えられる!

兵士を務めて行く中で政府のやり方に疑問や怒りを持った人間が悪役になったり、逆に退役しても愛国心で軍以外の祖国を守る組織に属したり、物語を作る上で、特にアクション映画では使いやすい経歴なのかもしれませんね。
そんな彼らが元々属していた組織。軍隊を扱った戦争映画も好きです。
事実に基づいた物語。ブラックホーク・ダウン
舞台はアフリカ、ソマリア。長らく内線の続く土地で国民を苦しめている武装勢力の長、アイディード将軍の副官を捕縛する作戦に米軍の主にレンジャーとデルタ、第160特殊作戦航空連隊(ナイトストーカーズ)からなるタスクフォースが投入されます。

30分で終了すると思われた作戦は、米軍のヘリ、ブラックホークの墜落から泥沼な戦闘に発展します。
陸軍の精鋭、レンジャーと特殊部隊ピラミッドの頂点、デルタフォースを以ってしても数の暴力に押されて行きます。
映画の大半を戦闘シーンが占める映画なのですが、ミリタリーに疎い人にも優しく作られています。創作された部分として、レンジャー隊員のヘルメットに各々の名前が書かれています。皆同じ格好でどれが誰か観る人が識別しやすいようにとの配慮の様です。

戦場の混乱とは、きっと本当にこんな感じなのであろうと感じさせられるシーンが沢山出てきます。銃撃、爆発でパニック状態の兵士は傍に転がる仲間の千切れた腕をハンドガンのホルスターに収めてしまいます(実話)。
そして、結局何かが解決したかというと、そんな事なくこれからも戦いは続くのであろうという雰囲気のエンディングも、ハッピーエンドを見飽きた人にオススメです。
そして観終わったら思うでしょう。平和の尊さを。

なんだか気持ちがツラくなる映画の様な印象でしょうか。この映画、名言も沢山あります!
「またデルタは税金でサファリツアーか?」
「空からの射撃訓練をしたまでです。良い機会でした」
「これ(引き金を引く指)が安全装置」
「クソアイリーンだ!」
そして、デルタフォースの活躍を見られる稀有な映画でもあります。
これ以外だと「デルタ・フォース」位しか無いかもしれない!
この映画内だとデルタ&レンジャー&ナイトストーカーズのチームとして描かれていますが、実際はDEVGRUや空軍のパラジャンパー、そしてISAの隊員も含まれていた様です。あまり詳しくやっても視聴者置いてきぼりになるし、という配慮ですかね。
ベトナム戦争終結後を舞台にした戦争映画なら、まずこれを観ましょうという作品です!