「俺より強いやつに会いに行く」
・・・90年代に流行った格闘ゲーム、ストリートファイターⅡのキャッチコピーです。遊んでいたゲームが主にファミコンのロックマンやマリオだった当時、スーファミ版のストⅡに初めて触れたときは「絵がすごく綺麗!」「対戦面白い」という感想でした。パンチ、キックは勿論、投げ技や飛び道具まである格闘が子供には新鮮に映りました。後にストリートファイターZEROやⅢもリリースされ、今はストリートファイターⅤまで出ています。注目を浴びているeスポーツの大会でも使われる作品です。そんなストⅡシリーズの魅力と、新しくなって行く中で起きている問題、そしてかつてファイターだった人にオススメの楽しみ方を紹介します。
キャラが豊富
ストⅡ当時の仕様可能キャラは8人と少な目・・・といっても当時の感覚だと多かったそうですが、最近の作品は使用出来るキャラが非常に多いです。最新作のストⅤでは38人。

前作のウルトラストリートファイターⅣは最終的に44人まで増えました!ストⅤでも今後更にキャラが増えるかもしれません。魅力的な多くのキャラから自分の好みのキャラを選び、勝ち抜いていく・・・キャラ選びの基準は使いやすい、基本性能が強い、見た目が好き、等様々かと思います。それぞれのキャラに自身を重ねたり、あるいは憧れたりする人もいる事でしょう。
そんな思い入れのあるキャラで結果を出す自己実現の場ですらあるのがストリートファイターシリーズだと思います。
逆に多すぎなんじゃないか問題
ただ、多すぎる上に全くの新キャラも多くいるので、「昔ストⅡやってたからⅤもやってみたけど、よく分からないキャラとばかり対戦していてストリートファイター感が無い」と感じる人もいるかと思います。

Ⅴから登場のメナト。可愛いですが、何も知らないとストリートファイターシリーズのキャラとは分からない雰囲気ですね。
どんなゲームもキャラは新しく登場するものですが、アーケードモードとかでそんな知らないキャラばかり出ると確かにコレジャナイ感はありますよね。
馴染みのアイツらと、闘う
そんな問題を解決しつつ、懐かしく感じながらも最新のストⅤを楽しむ方法があります。
ストⅤのアーケードモードにはⅠからⅤまで、それぞれの作品に関するキャラだけ登場する個別のアーケードモードがあります。

画像のストZEROだと、本作にいないソドムとかは出てこないですが、「Ⅴに登場しているZEROのキャラ」が、当時の服装で登場します!今回はストⅡを進めていきます。
あの頃の景色に会いに行く

もう、キャラセレクト画面が!当時を再現しているんです!!
最早このロゴも懐かしい・・・キャミィや豪鬼、四天王も表示されている様に、ストⅡだけどスパⅡXまでのキャラ達で構成されていますが、最近エドモンド本田が追加された事で初期メンバーは完全に揃ってます!
ちなみに、この画面で流れるBGMもストⅡのキャラセレクト画面BGMのアレンジバージョンです。他にも対戦前や対戦後の曲がそれぞれストⅡの曲のアレンジ版です!他のアーケードモードも同様で、音楽でも懐かしさを感じます。

そしてステージが決定する時の「キーーーン(飛行機の音)、ジャパーン」みたいな演出も!あるあると思わずにはいられません。コレ、横で友人のプレイを見てるだけでも、その状況すらも経験者には当時感が半端ないと思います!
14人から選べて回るのは8ステージなので、闘わずに終わるキャラもいますがどのキャラとのバトルもゲーセンで100円入れて遊んでいたあの頃、もしくはスーファミのコントローラーをガチャガチャやってたあの頃に還れるのでは無いでしょうか。

本田の姿もステージも「そうそうソレ!」と思ってしまいます。

昔ながらの二人で熱く闘う事もできます。

そして進めて行くと、ラスト4ステージは秘密結社シャドルーの四天王とのバトルです。バルログステージに金網があって、これによじ登った所からの攻撃とか、昔苦戦したなぁと思い出します。
今でも苦戦しますが、今の俺には昇竜拳がある!!
昔は昇竜拳が上手く出せなかったんですよね。コマンド表を見てもレバーの操作の方がよくわからず。後にZを描くように入力すれば出せると知りました。

サガットステージの寝転がる大仏がとてもリアルな感じに!サガットも「テンション上がってきた」のかちょっとブレてますね。
そうこう倒していくとラストはベガです。やはりストⅡのボスと言えばベガ!


「いとしさと切なさと心強さと」が流れてきそうにも感じます
このベガ、結構強いです。普通にハメ技じゃん!とかいった展開に苦しめられたりもします。
ここから先は君の目で確かめてくれ!
昔の攻略本、ラストどうすれば良いかだけ書かれていないとか普通にありましたね・・・
そんなワケで、ストⅤにはこれまでのストリートファイターシリーズを楽しめる要素がギュっと詰まっています。
キャラのコスチュームも一部課金制ですが豊富にあり、格ゲーとしての楽しさ意外の側面も様々あります。
ストーリーモードでは各キャラのちょっとした物語がフルボイスで楽しめます。ちなみに本作ではキャラボイスを個別に日本語か英語を選べます!
日本語で喋るリュウと英語で喋るガイルで闘ったりも出来るワケです!
eスポーツとして大会が盛んに行われていると、普段格ゲーメインで遊ばない人は取っ付きにくい印象があるかもしれませんが、ライトな遊び方も充分に可能なのです!
僕も格ゲーはほぼやらないですがストⅤはとても面白いです!

銃撃戦やスマホアプリに疲れたら、拳で語り合うゲームも良いですよ。